移民署の鐘景琨署長とドイツ在台協会のDagmar Traub-Evans副代表は12日、台湾とドイツの出入国審査自動化ゲート相互利用のスタートを宣言した。即日より相互利用が可能となった。
自動化ゲートの相互利用が可能になったことで、台湾のパスポート所持者はドイツを訪問する際、入国審査の窓口に行列を作って並ぶ必要がなくなり、入国審査の時間を短縮し、スムーズに入国することが可能になった。同時に、台湾側にとってもドイツ人の入国審査がスムーズになることで、より多くのドイツ人を台湾に引き付けることができると期待される。このため、自動化ゲートの相互利用は台湾とドイツの双方にとって重要なマイルストーンとなり、双方の観光及び経済・貿易関係の強化につなげることができる。
台湾を訪れるドイツ人は、残存期間6カ月以上の有効なIC旅券(パスポート)を所持し、満18歳以上、かつ身長140センチメートル以上、台湾で法令に違反した記録がなければ、台湾で自動化ゲート(e-Gate)利用の事前登録を無料で行うことができる。
台湾人がドイツを訪れる際は、ドイツにある8つの空港で自動化ゲートを利用することができる。条件は、台湾の身分証番号が登録されたIC旅券を所持し、満18歳以上、かつドイツで不良な記録がないこと。ドイツ入国後に自動化ゲート(EasyPass)利用の事前登録を無料で行うことができる。
移民署によると、台湾の自動化ゲート(e-Gate)が諸外国の自動化ゲートと相互利用の協定を結ぶのは、アメリカ(Global Entry:GE)、韓国(Smart Entry Service:SeS)、オーストラリア(Smart Gate)、イタリア(eGate)に次いでドイツが5番目となる。
また、ドイツにとって台湾は、ドイツの自動化ゲート(EasyPass)との相互利用が可能となった4番目の非欧州国家となった。
それぞれの事前登録については以下のサイトを参照のこと。
■台湾の自動化ゲート(e-Gate)の事前登録
https://egate.immigration.gov.tw/egate-frontend/
■ドイツの自動化ゲート(EasyPass)の事前登録
https://www.easypass.de/EasyPass/EN